往診車と往診について

ブログ・お知らせ

一般社団法人往診獣医師協会のブログ

獣医さんが載っている往診車って、どうなってるの!? 

で、往診車の写真を使って頂きました。^^

最初の1枚がうちの写真です。

このように往診車にはある程度の病状に対応できるように様々な道具、機器を積んでいます。

るぼんずで搭載しているのは

・顕微鏡

・体重計

・血圧計

・各種内服薬

・各種注射薬、点滴用剤

・家庭用酸素発生器

・超音波検査機器

・小型可動多目的オゾン発生器

・小型ヘマトクリット・遠心分離器

・コンパクト動物臨床化学分析装置(血液検査の機械)

などなど

現在日高町内に小動物の動物病院がないので、要望があればある程度のことはできるようにしたいなと6年かけてコツコツ設備を増やしてきました。往診でこんなことまでできるの?と言ってもらえた時は嬉しかったですね。

そうは言っても、往診や在宅診療は一般の動物病院と比べると設備や提供できる医療は限りがあります。実際に始めてみると、やはりかかりつけとしての動物病院はいざという時のためにあった方が良いと感じることもあります。病気の中には、手術や短期間の入院で完治したり病状が良くなるものがあるからです。

ですので、個人的にはご愛犬、ご愛猫の車の移動中の様子や、動物病院の雰囲気を知っておくためにも、元気な時に予防やワクチン、不妊手術などで一度は動物病院を受診されるのが良いと考えていますし、おすすめします。その上で、うまく使い分けて頂くと良いと思います。

往診・在宅診療はとにかくペットとご家族、私の三者でよくコミュニケーションを取り、時間をかけて病状や事情に合わせたきめ細かいケアができるのが最大のメリットです。ですので特にターミナルケアにはもってこいだと感じています。あとは生産者の方の多い地域ですので、忙しい時に急に調子が悪くなっても、動物病院に連れて行く時間がないから、来てくれると助かるというのもよく言われます。地域貢献の意味合いでも、こういった形で間接的に生産者の方々の助けになれていたら良いなと思っています。普段交通手段がない方のご依頼も多いです。

時には他の動物病院の先生やスタッフの方々にも助けて頂きながら、日々、大事なご家族にとってどのようにしていくのが一番良いのかを意識して診療を行っています。今まで動物病院にかかったことがなくてご不安でしたら、るぼんずが窓口になって解決または他の病院さん受診のきっかけになれたらとも考えておりますので、些細なことでもお気軽にご相談くださいね。

タイトルとURLをコピーしました